膨大避難所

ここでヤツの能力をもう一度おさらいしよう。
「自分や他人を変身させる能力」
…そう、あの撃破後の一瞬の暗転のうちに能力をフル活用し、マリオとすり替わっていたのである。なんという早業。
ここからが「ヤツ」の本領発揮となる。
辛くもハイパー系の敵やパンジーさんといった強敵を掻い潜り、どうにかして村に戻ったマリオ。
しかしそこで待ち伏せしていた「ヤツ」が奇襲をかけてくる。なんでも、ただすり替わるだけではなくこちら側を始末しなければ「完全な変身」は出来ないとのこと。
「このまま始末してもつまらないから名前を当てられたらカラダを返してやる」と宣う「ヤツ」の発言に乗り、名前を当てることに。
無論名前を知らないマリオはここではまったく答えられず、そのままヤツの攻撃を受けてしまう。抵抗しようにも攻撃が通らないため、ここは大人しく逃げよう。
ちなみにドカンを使って逃げようにもヤツの力で姿を変えられた故か脱出不能*1…というわけで、ヤツをどうにかして倒さなければウスグラ村からは逃れられない。


ヤツの名前は「ラ○ペル」(英:Doo＊liss)…おっと。
ヤツの名前を仮に知っていたとしても、入力できないように入力画面から文字を引っこ抜くというメタい対策がなされており、漫画や攻略本などの媒体で名前を入手していても入力は不可能。
上記の○部分に入る文字である「ン」(英:P)(つまり奴の名前は「ランペル」(英:Doopliss))はヤツの本当の名前を知っているオウムと共にオドロン寺院の地下に封じられている。
ヤツは名前を答えられると「他人を変身させる力」、そして「名前を奪う力」が使えなくなってしまうため、名前を地下に隠していたのだ。

マリオは敵側であるビビアン(こちらがマリオだと気づいていない)と協力し、彼女のチカラを貸してもらって地下に封じられた文字を手にする。

ウスグラ村に戻り、三度「ヤツ」と相まみえるマリオ。
マリオが「ランペル」と言い放つと
『な なんで　お前がその名前を　しってんだよ！？
そんな そんな…
そんな そんな そんな そんな×3
どうして どうして どうして×3
なんで　なんで　なんで なんで×3
目ぇ〜がぁ〜まぁ〜わぁ〜るぅ〜っ』
と叫び、そのまま逃げ出してしまう。
再び寺院に逃げ込んだランペルはマリオの仲間を騙して徒党を組み、こちらに襲いかかってくる。

また、ランペルとの戦闘前に仲間になった「ビビアン」はこっちがマリオだと知るとパーティから抜けてしまう。

しばらくはソロで戦うハメになるが、2ターン後にいろいろと吹っ切れたビビアンが再びパーティに加わる。
魔法の力が弱まったせいかちゃんとこちら側の攻撃が通るため、遠慮なくボコボコにしてやろう。

仲間を倒しても即座に交代するため、ランペルに集中砲火するといい。

衝突の際にマリオの身体とランペルの体が入れ替わり、そのまま成り代わろうと画策。(ブタに変える変身能力はカネ自体の力と思われる)
発生した怪現象はクリスチーヌの手で解決法を見出され、元の姿に戻された。…つまり、多少簡略化されたり変更されている箇所もあるがシナリオの流れ自体はあまり変わっていない。

• 名前の由来はルンペルシュティルツキン現象の語源となったドイツの妖怪「ルンペルシュティルツキン」だろう。
• 英語版は「ドッペルゲンガー」のもじりと推測される。