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たとえ俺がもうこの世にいなくても、歌があれば、歌さえあれば、俺はあの子たちの心に残っていく。一緒に歌うことができるんだ。*1


『D・LIVE Rock To The Future』とは、1996年7月と1997年1月〜2月に公演が行われた舞台である。
宣伝では、この作品のジャンルはロックミュージカルや音楽劇とされる。
宣伝番組で一部放送された舞台の映像から、J-POPの新曲を挿入歌にしたストレートプレイとも言えるかもしれない。
内容については「(1996年から20年後の)未来の西城秀樹家が舞台の物語」と説明している*2
当時の新聞記事や西城の連載「のどもと過ぎれば…」*3によると、西城秀樹とアミューズとのコラボのきっかけは、1995年に西城がサザンオールスターズのライブ「ホタル・カリフォルニア」にゲスト出演したことだとされる。

D・LIVEとは

演劇とライブの魅力を合わせ持つ新ジャンルを目指していたらしい。ただし再々演は行われなかった。
ネーミングは「Dramatic(劇的な)」「Dream(夢がある)」「Dazzling(人を魅了する)」という単語の頭文字が由来。

参考

1996年12月に放送された番組「Welcome to the Theatre」#4
動画の開始から40分30秒以降が本作品の出演者へのインタビュー
https://youtu.be/ZXzcF31LNI8

公演データ

初演

会場:赤坂BLITZ
日程:1996年7月3日〜7月14日

主催:TOKYOFM
特別協賛:松下電器(現:パナソニック)
後援:BMGビクター(現:ソニーミュージック)
企画制作:アミューズ、TOKYO FM
企画制作協力:リコモーション
協力:フェイスA&R、ヴィレッヂ、赤坂BLITZ

再演

特別協賛:松下電器
後援:BMGビクター、テイチク、ポリドール
企画制作:アミューズ、TOKYO FM
企画制作協力:リコモーション
協力:FAITH A&R、ヴィレッヂ
  • 東京公演
会場:原宿HOUSE OF D・LIVE
日程:1997年1月23日〜2月9日
主催:TOKYO FM、フジテレビジョン
  • 大阪公演
会場:シアター・ドラマシティ(現:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ)
日程:1997年2月14日〜25日
主催:fm osaka、関西テレビ放送
ところで、東京公演が行われたのは代々木公園オリンピックプラザにあった特設会場らしい。再演時のパンフレットと産経新聞の記事などのメディアでこの会場をホワイトシアターとも呼んでいた。
代々木ホワイトシアター?という会場名は、他のアーティストの1995年〜1997年の資料にも確認できる。

あらすじ

余談だが、1997年当時の劇評(リンク先の一番下の項目)で、あらすじはターミネーターのパクりだろうと書かれてしまった。

初演・再演共通バージョン

初演のパンフレット、再演時に発売されたCDの歌詞カードなどに掲載されたもの

初演バージョン

初演のCDに掲載されたもの

再演バージョン

再演のパンフレットに掲載されたもの

登場人物

  • キッズ
主人公。2096年の管理社会の所属で、正式名称は「製造番号20281」。
危険人物とされるローラを殺すため、2016年にタイムトラベルしてきたが、ロックや人々に影響されて管理社会と戦うことを決心した。
ちなみに、2016年の雨の日の場面では、まるで雨自体を知らないような感じで驚いていた。
  • ローラ
ヒロイン。父・ヒデキや弟・テツヤとのコミュニケーション不足に悩んでいる。
今は亡き母*7との思い出について語る場面がある。
2096年の管理社会からは危険人物とされている。2096年の時点で何歳なんだろうか?
  • ヒデキ
元歌手。ローラとテツヤの父。
演じた西城秀樹にちなんでか、60歳の西城を思わせるセリフがある。 初演版では「ヒデキ、還暦」*8や、「ゆううつなど吹き飛ばして君も元気出せよ」*9。
初演版では、何らかの社会情勢のせいで違法なクラブ「EDEN」を経営している。
再演版の序盤では、アルコール依存症という衝撃的な設定だった。

ネタバレ

  • テツヤ
ローラの弟。無口。ノートパソコンらしき端末を持ち歩いている。
母を亡くしてからコンピューターにのめり込むようになったらしい。
  • アニタ
ヒデキ家の家政婦。恋多きキャラクターらしい。
冒頭で彼女とロボットのホイが喧嘩していなかったら、キッズが頭を強打せず、ローラ暗殺が成功していた可能性があるので、意外と重要な立場か。
  • Millenniumミレニアム Eveイヴ
劇中の女性ロックバンド。リーダーはGayuガユー。
このほかのメンバー名はキャストの名前が由来か?
  • ターミネーターズ
敵キャラクター。2096年の管理社会から2016年に送りこまれてきた殺し屋。
ターミネーターズという呼び名が肩書きか団体名かは不明。有名な映画のパロディなんだろうか?

世界観

パンフレットでは、劇中世界の2016年の世界観設定として、以下のような説明が書かれている。
  • IMAGE SKETCH 1 ゴミ廃棄エリアに生まれた街
2016年はゴミ過剰社会、ゴミといっても生ゴミではなく、大量生産されたロボットや、たった1年で時代遅れになってしまう半導体機器、頑丈に作られ過ぎた家電製品などである。消費文明を支えるために次々と産み出される新製品。それが必然的にもたらすのは腐食することのない鋼鉄のゴミ。その処理が2016年には最大の問題となっていた。人々は、世界の何ヵ所かにゴミ廃棄エリアを指定し、そこにあらゆるゴミを集めて捨てることにしたのである、しかし、そのゴミ廃棄エリアにも、いつのまにか街が生まれ、人々は生活していた。
  • IMAGE SKETCH 2
街のイメージは、混沌、喧騒、暴力的、無秩序、それゆえ人間的。街に投棄されているロボットたちは、最も頑丈に作られた制御装置までは破壊されておらず、今たに自分がゴミだとも知らず生きている。ロボット破壊用ロボットが街をめぐっては不用なロボットを破壊していくのだが、またそれに戦いを挑むロボットもいる。街の裏通りには、ゴミの中からいろんな物を集めて売りさばく闇市が発達している。いかがわしい娯楽用ソフト、非合法に改造された与信チップ(クレジットカード)などが売られている
  • IMAGE SKETCH 3
天気は完全に制御されている。年に一度だけ決まった日に雨が降る。雨は鋼鉄のゴミたちの上のホコリを洗い流すが、また捨てられたマイクロチップを濡らし、切れたはずの回路をショートさせ、様々な異様なホログラムを立ち上げさせる。街は不思議な雰囲気に包まれる。雨の日が近付くと、色とりどりの傘が売られ、恋人たちにとってその日は、傘の中で愛を告白するという古めかしいがロマンチックな記念日となる。
  • IMAGE SKETCH 4
この街には、新しい快感を創り出したり求めたりする異様なまでの熱気がある。中でも音楽に関しては、常に若いバンドたちが新しいメロディを求めて街をさまよっている。闇市では、たった1フレーズのメロディが高額で取り引きされたり、優れたフレーズを作り出した作曲家が、それを口ずさんだ瞬間に殺され曲を盗まれる、といった事が日常茶飯事で起きている。このエリア以外の2016年の社会では、過度に著作権保護が進んている。口ずさんだり、頭に思い浮かべただけで金を取られるのだ。

主な挿入歌

初演、再演共通

西城秀樹「round'n'round」
美香(PARADISE LOST)、岩崎宏美、西城秀樹「Endless World」
PARADISE LOST「Q」
Rock To The Future「WAR OF LOVE〜The Last Theme of Rock To The Future〜」

初演のみ

西城秀樹「CHINA ROSE」
ちなみに96年7月当時は未発売だったが、同年12月の西城のシングル「パラサイト・ラヴ」に収録された。

橋本さとし「I'll Never Back To…」

再演のみ

Millennium Eve「婀娜〜ADA〜」
この歌の参加アーティストは
杏子(ex.BARBEE BOYS)
中山加奈子(ex.PRINCESS PRINCESS)
仙波さとみ(SHOW-YA)
斉藤光子(ex.GO-BANG'S)
中村美紀(SHOW-YA)

西城秀樹「パラサイト・ラヴ」
橋本さとし「WILD RIDE」

セリフの例

あくまでも、宣伝番組「ねないで…『すべて見せます話題のD・LIVE Rock To The Future』」で放送された場面からの文字起こしです。

(ヒデキがキッズに語る場面で)
お前には何か夢はないのか?
俺の夢は家族みんなで歌うことだ。なんだそんなことかと笑うかもしれないが、それが俺の夢だ。
いつかテツヤが俺に心を開いて……。今すぐとは言わない、10年、いや20年後かもしれない。
歌があれば、歌さえあれば、俺はあの子たちの心に残っていく。一緒に歌うことができるんだ。
俺は、「歌がない未来」なんて絶対に認めん!!

(ローラが、家族3人で海を見た思い出について話す場面で)
父さんはそれを知っていた。この星もこの海もこの浜辺もいつか無くなってしまうってこと。
だからその前に私たちの心に刻みつけておきたかったのね。

関連商品

  • パンフレット(初演、再演)
初演のパンフレットは、冊子ではなく、片面印刷されたページがプラスチックのケースに収納されている形式のものだった。
  • アルバム
「D・LIVE Original compilation Rock To The Future」
「D・LIVE Rock To The Future complete(完全盤)」
  • シングルCD
西城秀樹「round'n'round」「パラサイト・ラヴ」
PARADISE LOST「Q」
橋本さとし「WILD RIDE」
Millennium Eve「婀娜〜ADA〜」

何かしらこの舞台に触れている記事のURL

記事に書かれている情報は当時のものです
『広橋佳以&飯田未のホームページ』から
再演前の時期の記事「千葉紗子ちゃん 「ROCK TO THE FUTURE」のローラ役に」
インタビュー記事「第2回 千葉妙子」
1997年当時の劇評のインターネットアーカイブ(本作について書かれているのはリンク先の一番下の項目)
https://web.archive.org/web/20030508114429/http://...
2007年の記事
「【People of Sound】第7回 シライシ紗トリさん | Rock oN Company」
2013年の記事
「韓流Mpost »【口コミ大特集】アミューズ・ミュージカルシアター『カフェ・イン』vol.5〜初日公演感想レポ(2/2)」
2017年の記事
「Star Talk Vol.7 橋本さとし、“旬”を生きる [ミュージカル] All About」
2018年の記事のインターネットアーカイブ
「ダイアモンド☆ユカイ×杏子対談「とんでもない過去」を暴露? | 東スポの本紙企画ネタに関するニュースを掲載」

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