最終更新:ID:xx3i8fTfaQ 2025年06月05日(木) 23:21:31履歴
やなせたかし氏の絵本作品「アンパンマン」。今では様々な分野でメディアミックスがなされている国民的キャラクターであり、特に1988年から放送されているテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」は2020年に1500話を突破しており、現在も新作が放送されている。
そんなアンパンマン、主に幼児向けのコンテンツなのだが、大人でも熱中している人は多い。
興味の無い人からすれば「いい年してまだアンパンマンなんて観てるのかよwww」と思うかもしれないが、前述の膨大な数のアニメに加え、映画、キャラソン、ゲームなどが多数出ており、意外と奥が深いコンテンツなのだ。
特に映画は、「いのちの星ドーリィ」を初めとして大人からも評価の高い作品が多い。
また、膨大なアニメ数のおかげか登場キャラクターも非常に多い。どれくらいかと言うと、ギネス世界記録に認定されるほど。魅力的なキャラクターに惹かれてハマった人も多くいる。
そんなアンパンマンの熱烈なファンの中でも、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の板の1つ「なんでも実況板」(通称なんJ)に住む者達はしばしば「アンパンマンガチ勢」と呼ばれる。
彼らガチ勢は、他のアニメでもよくされている「強さ議論」をアンパンマンでもしている。
アンパンマン強さランキングとは、そんな議論の末に出された結論みたいなものなのだ。
といってもキャラ同士の強さというのは単純に推し量れるものでもないので、ランクの付け方は人によって異なるし、ランク変動もいくらでも起こりうる。
当ページでは、そのうちの2つを示す。
デビルスターとの戦いの中で、過負荷によって爆発したジャイアントだだんだんの光を浴びたことで、星の力を受け取りパワーアップしたアンパンマン。
デビルスターの放った黒い雷も弾き、「スターライトアンパンチ」の一撃で見事に破壊した。
パンチ1発で巨大な星を文字通りワンパンしたそのパワーは、アンパンマン史上最強と言っても過言ではない。文句なしの最高ランクである。
全ての世界を滅ぼすとされる、悪魔の頭のような形をした小惑星。
ふたご星の妖精・キラリとキララが作る星の輝きで封印されていたが、二人が喧嘩して離ればなれになったことで復活した。
大きさが規格外なら強さも規格外で、数あるアンパンマンのボス敵でもぶっ飛んだ強さを誇っている。具体的にはこんな感じ。
敵キャラというより天災である。高ランクも納得だ。
実際、アンパンマン達もまともに太刀打ちできなかったが、アンパンマンとジャイアントだだんだんの力で押し戻され、最後は負荷に耐えきれず爆発したジャイアントだだんだんから発せられた光で覚醒したアンパンマンの「スターライトアンパンチ」で粉砕された。
暗闇の谷に封印されていた魔女。
世界に岩しかなかった時代から生き続けているが、世界に緑や生命があふれ、生き物たちに幸せな気持ちが芽生えたことで、経緯は不明だが谷の底に追いやられて身動きがとれずにいた。
人々の心を再び暗くして復活するため、娘として育ててきたカーナやばいきんまんを利用した挙げ句、両者を切り捨てる形で復活を遂げた。
古代より生き続けてきた魔女だけあり、実力は高い。
また、迷い鳥だったカーナを自ら育てて「歌や踊り・美味しいものといった楽しさは間違った幸せだ」と刷り込んで従順な配下とし、彼女をアンパンマンワールドに送り込み「暗闇の笛」で人々から希望を奪わせようとした…というエピソードがある。
高い戦闘能力だけでなく、巧妙なマインドコントロールを駆使して人々を絶望に包もうとした、頭脳派のボスとも言える。
最終的には、メロンパンナとともに覚醒したカーナの先導する「アンパンマンのマーチ」と、幸せを取り戻し始めた住人達の笑顔によって弱体化し、アンパンマン渾身のアンパンチを喰らって粉々になった。
消える寸前、翼竜のような姿の正体を顕している。
巨大な岩の怪獣。
2作品に渡って大ボスを務めた、劇場版アンパンマン唯一の大ボスである。
ゴロンゴラ最大の特徴は、その高い再生能力。全身が粉々に砕けてもすぐに再生してしまうため、特殊な条件を満たさない限りは絶対に倒せないのだ。
確かにデビルスターやブラックノーズも最初はまともにダメージが入らなかったが、完全無敵というわけではなかった。それに対し、ゴロンゴラは条件付きとはいえ何度でも蘇るため実質無敵。そのため、劇場版のボスの中でも強豪の部類に入る。
また、両個体共通して、相手を何かしらに強制変身させる攻撃を口から放つ。浴びた者を別の姿に変える、というのは劇場版アンパンマンのボスではお決まりの攻撃だが、最初にそれを使ったのは『恐竜ノッシーの大冒険』のゴロンゴラだったりする。
だだんだんの体とかびるんるんの頭を持ったバイキンメカ「かびだんだん」が、ドーリィの持つ「いのちの星」の力とバイキン星の雷を取り込んで命と凄まじい強さを得た姿。
圧倒的な力を手に入れたためかサイズも大きくなっており、通常のだだんだんサイズだったのが、崖の下から足をつけてばいきんまんを見下ろせるほどになっている。
途中からばいきんまん達が操縦システムを壊してしまい制御不能となると、先述のビームの代わりに炎のようなものを吐き出すようになる。
性質も変化しており、なんと浴びた者そのものをカビに変えてしまう。
ドーリィを守るためにこれを何度も受けたアンパンマンは、身体が完全に固まってしまう。更にその身体からいのちの星が抜けてしまい、新しい顔を焼いても復活することはなくなった。
あのアンパンマンが、顔を変えれば何度でも復活するはずだったアンパンマンが完全に死んでしまったのだ。
アンパンマンシリーズにおいて「死」を明確に描写したのはこれが初めてのことであり、トラウマになったお子さんもいるだろう。
完全な死を迎えたアンパンマンだったが、ドーリィが自身の持ついのちの星を注いだことで復活。
二度目の激闘の末、スーパーかびだんだんはパンチを誘導されて自分の頭を殴り潰してしまい、爆散してまき散らされた炎を胴体が受けてカビになってしまう。そこにトドメのアンパンチを喰らって粉砕し、ついに倒された。
数多くいるバイキンメカの中でも、一度でもアンパンマンを完全に倒したのはスーパーかびだんだんのみ。
実際に勝ったのは制御不能状態のものだとはいえ、後述するジャイアントだだんだんと並んで最強のバイキンメカと言えるだろう。
アニメでもよく出てくる人型のバイキンメカ・だだんだんの最新型。
ドクター・ヒヤリが「心」を与えたことで、自分で考え、動き、戦うことが可能になった。
一時はだだんだんの心に入り込んだ謎の存在「ギラリ」に操られてしまい、妖精キララばかり狙ってアンパンマンには見向きもしなかったが、改造後はどうにかアンパンマンと戦わせることに成功、更にギラリの力でパワーアップした。
だだんだんの最新型だけあり元から戦闘能力は高かったが、ギラリの持つ星の力によって更に強力な兵器と化している。
更に、キララとギラリの杖が重なって発せられた星の光で見た目や武装が変わり、漆黒の悪魔のような姿へと変貌を遂げて更にパワーアップした。
攻守共に隙が無い強敵であり、アンパンマン達も苦戦を強いられた。
アンパンマンとキララの二人がギラリの説得に成功し、元の姿・妖精キラリに戻ったことでようやく機能停止したが、戦闘ではジャイアントだだんだんに勝てなかった。
その後、キラリとキララの星の杖の輝きに応じて再起動。今度は誰にも操られず自ら動き出し、デビルスターに立ち向かう二人とアンパンマンを援護する。
アンパンマンと共にデビルスターを押し戻すが、負荷に耐えきれず徐々に壊れていき、最後はまるで爆発から守るかのようにアンパンマンや二人の妖精を突き放してから、限界までデビルスターを押し戻しつつ爆散した。
この爆発で生じた光もアンパンマンに力を与え、これがデビルスターの破壊に繋がっているため、最後までデビルスター攻略に貢献した英雄と言えるだろう。
悪の科学者に造られた身でありながら、自らを犠牲に世界を救ったジャイアントだだんだん。もしかしたら、彼にも「本当の心」が芽生えたのかもしれない…。
ヘンテ星に眠る「ヘンテエネルギー」を狙ってばいきんまんが作り出したバイキンメカ。ニセ宇宙船アンパンマン号から変形してコレになる。
一対の大足と球形の体で、象の鼻のようなホースからヘンテエネルギーを吸い取る。
残り僅かとなっていたヘンテエネルギーを全て吸い尽くし、それをやみるんるんの力で悪のエネルギーに変えてしまう。
手始めに悪のエネルギーをヘンテ星の少年ココリンに浴びせて、彼を巨大な怪物「ブラックココリン」へと変えてしまう。
相手を強制変身させて戦闘不能にさせる敵はアンパンマンシリーズにおいて多くいるが、怪物に変えて暴走させるというのは珍しいパターンであり、このメカの個性の1つと言える。
ブラックココリンについては別項で解説する。
ココリンが元の姿に戻り、更に彼によって焼かれたパンでアンパンマンも戦線復帰すると、ようやくコイツと本格的に対決。
エネルギー貯蔵庫を破壊して暴走させることで、ロケットパンチを新たに装備した戦闘形態となる。
アンパンマン達と互角以上の戦いを繰り広げたが、悪のエネルギーを反射されてばいきんまん達もろともUFOになってしまい、強靱な装甲を失ってしまう。そこをアンパンチで貫かれて、倒された。
ところで、UFOに変える攻撃を持っていたのはブラックココリンの方では…?もしかしたらこっちも同様の攻撃を使えたのかもしれない。
因みにUFOと化したばいきんまん一行は、後にココリンが心を込めて作ったパンを食べたことで元に戻った。
前述のバイキンヘンテエネルギーメカに悪のエネルギーを浴びせられ、恐ろしい怪物となってしまったココリン。
ココリンだった頃の記憶は失われており、アンパンマン達の説得にも応じず完全にばいきんまんの手下になってしまっている。
吐き出す毒ガスを浴びた者はUFOに変わってしまう。
地上に降りれず空中浮遊を強いられる上に手もないため、この姿に変えられたジャムおじさん達はアンパンマンの新しい顔を作れなくなってしまった。
アンパンマンが自分の顔を丸ごと全部あげたことで、ブラックココリンは地球での暮らしや皆の真心を思い出し、元の姿に戻った。
そんなアンパンマン、主に幼児向けのコンテンツなのだが、大人でも熱中している人は多い。
興味の無い人からすれば「いい年してまだアンパンマンなんて観てるのかよwww」と思うかもしれないが、前述の膨大な数のアニメに加え、映画、キャラソン、ゲームなどが多数出ており、意外と奥が深いコンテンツなのだ。
特に映画は、「いのちの星ドーリィ」を初めとして大人からも評価の高い作品が多い。
また、膨大なアニメ数のおかげか登場キャラクターも非常に多い。どれくらいかと言うと、ギネス世界記録に認定されるほど。魅力的なキャラクターに惹かれてハマった人も多くいる。
そんなアンパンマンの熱烈なファンの中でも、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の板の1つ「なんでも実況板」(通称なんJ)に住む者達はしばしば「アンパンマンガチ勢」と呼ばれる。
彼らガチ勢は、他のアニメでもよくされている「強さ議論」をアンパンマンでもしている。
アンパンマン強さランキングとは、そんな議論の末に出された結論みたいなものなのだ。
といってもキャラ同士の強さというのは単純に推し量れるものでもないので、ランクの付け方は人によって異なるし、ランク変動もいくらでも起こりうる。
当ページでは、そのうちの2つを示す。
- 最強 アンパンマン(スターライト)
- SSS+ デビルスター アンパンマン(勇気百倍) ブラックノーズ ゴロンゴラ
- SSS スーパーカビダンダン ジャイアントだだんだん メタルグリンガ バイキンヘンテエネルギーメカ(戦闘形態)
- SSS- ニャニイ(覚醒) アンパンマン(ヤミラの剣およびサンシャイン) アンパンマン(元気300倍) ジャイアントベアリングロボ ムウマ
- SS+ スーパーダダンダンモグリンスリー ズダダンダン ヨゴスゾウ バイキンシャボンダダンダン 鋼鉄ばいきんまん スーパーダストデーモン チェンジバードロボ スーパーモグリン1号
- SS 黒雪姫 マジョーラ ブラック大魔王 氷の女王 ブラックココリン 黒バラの女王 化石の魔王 こおりおに(バナナ島) ガラゴン ジャイアントモグリン
- SS- ばいきんまん(大魔法) ウッドラー ばいきん大魔王(メコイス) ドロンコ魔王 バイキン大魔王(バイキン星の王) ランプの巨人 砂の魔王 モグリンゆうれい船
- S+ ブラックロールパンナ(ロールとローラ) ハロウィンマン 闇の女王
- S アンパンマン(元気百倍) ロールパンナ 鉄骨ばいきんまん スーパーモグリン2号
- S- バイキン黒騎士 砂男 にじおばけ いわおとこ こおりおに なだれおに くらやみまん
- A+ グリンガ 鉄骨ホラーマン 怪傑ナガネギマン あかちゃんまん
- A へどろまん おばけいか ヌラ クータン ゴミラ モグリンガー2号 たぬきおに
- A- ベロリだだんだん だだんだん おむすびまん ニセパンマン アンパンマン ゴロンゴロ もぐりん
- B+ 鉄火のマキちゃん 忍者のニャンジャ かつぶしまん
- B バイキンUFO バイコング しょくぱんまん カレーパンマン かぜこんこん アングリラ アンコラ ストーンマン でかこ母さん
- B- フランケンロボ もみじ王子 さくらもちねえさん サラダ姫 カエルリュウ
- C+ アンパンマン号 しらたき姫 きりふき仙人
- C やきそばパンマン ハンバーガーキッド ニガウリマン ザーマス・ボンド ひのたまこぞう ドキンUFO
- C- アンパンマン(勇気三倍) かんづめカンたろう メロンパンナ こむすびまん かみなりピカタン
- D+ SLマン ばいきんまん(バイキン光線の拳銃) つきのしらたま くりのかまめしどん
- D カップラーメンマン クリームパンダ アリンコキッド ハニー ショウ・ロン・ポー トリオデグー クリ・キン・トン てんどん母さん カッパのカピー ちゃわんむしまろ しかくおに さんかくまん
- E ばいきんまん(ハンマー) ドーナツマン ちびぞう ちょうちんへいじ はみがきまん ダテマキマン
- F ムシバキンマン たいふうぼうや らーめんてんし みるくぼうや ちくりん だいこんやくしゃ もくちゃん
- G+ かぜこぞう みみ先生 レアチーズちゃん チーズ ドキンちゃん ドーリィ
- G ばいきんまん かまめしどん かつどんまん てんどんまん キャベツマン
- H+ いぬのおまわりさん ドリアン王女 ホラーマン ドンキ・ホタテ
- H ジャムおじさん バタコさん カバオ ピョンきち ねこみ うさこ かびるんるん べろべろまん やみるんるん
- 別格
やなせたかし アンパンマン(スターライト) - SSS+
アンパンマン(勇気百倍) ブラックノーズ ゴロンゴラ - SSS
スーパーカビダンダン ジャイアントだだんだん メタルグリンガ バイキンヘンテエネルギーメカ(戦闘形態)
アンパンマン(ヤミラの剣およびサンシャイン) ジャイアントベアリングロボ ムウマ - SS
スーパーダダンダンモグリンスリー ズダダンダン ヨゴスゾウ バイキンシャボンダダンダン スーパーダストデーモン チェンジバードロボ
黒雪姫 ブラック大魔王 マジョーラ 氷の女王 ブラックココリン 黒バラの女王 化石の魔王 こおりおに(バナナ島) 鋼鉄ばいきんまん ガラゴン ジャイアントモグリン
ばいきんまん(大魔法) ウッドラー ばいきん大魔王(メコイス) ドロンコ魔王 バイキン大魔王(バイキン星の王) ランプの巨人 モグリンゆうれい船 - S
ブラックロールパンナ(ロールとローラ) ハロウィンマン 闇の女王 アンパンマン(元気百倍) ロールパンナ バイキン黒騎士 ニャニイ
鉄骨ばいきんまん 砂男 にじおばけ いわおとこ こおりおに なだれおに くらやみまん - A
グリンガ 鉄骨ホラーマン 怪傑ナガネギマン あかちゃんまん
へどろまん おばけいか ヌラ クータン ゴミラ モグリンガー2号 たぬきおに
だだんだん おむすびまん ニセパンマン アンパンマン ゴロンゴロ もぐりん - B
鉄火のマキちゃん 忍者のニャンジャ かつぶしまん
バイキンUFO バイコング しょくぱんまん カレーパンマン かぜこんこん アングリラ アンコラ ストーンマン でかこ母さん
フランケンロボ もみじ王子 さくらもちねえさん サラダ姫 カエルリュウ - C
アンパンマン号 しらたき姫 きりふき仙人
やきそばパンマン ハンバーガーキッド ニガウリマン ザーマス・ボンド ひのたまこぞう ドキンUFO
アンパンマン(勇気三倍) かんづめカンたろう メロンパンナ こむすびまん かみなりピカタン - D
SLマン ばいきんまん(バイキン光線の拳銃) つきのしらたま くりのかまめしどん
カップラーメンマン クリームパンダ アリンコキッド ハニー ショウ・ロン・ポー トリオデグー クリ・キン・トン てんどん母さん カッパのカピー ちゃわんむしまろ しかくおに さんかくまん - E
ばいきんまん(ハンマー) ドーナツマン ちびぞう ちょうちんへいじ はみがきまん ダテマキマン - F
ムシバキンマン らーめんてんし みるくぼうや ちくりん だいこんやくしゃ もくちゃん - G
チーズ ドキンちゃん ドーリィ ばいきんまん かまめしどん かつどんまん てんどんまん - H
いぬのおまわりさん ドリアン王女 ホラーマン ドンキ・ホタテ ジャムおじさん バタコさん カバオ他 かびるんるん べろべろまん やみるんるん
どのランキングでも上位を占めているのは、映画に出てくるボス敵およびそれを倒したパワーアップアンパンマン/ゲストキャラ。
ここでは、そんな上位キャラクター勢の特徴やその強さを軽く解説しよう。
なお、強さランクの欄はパターンAのものを表記している。
ここでは、そんな上位キャラクター勢の特徴やその強さを軽く解説しよう。
なお、強さランクの欄はパターンAのものを表記している。
登場作品 | 『だだんだんとふたごの星』(2009年) |
ランク | 最強 |
デビルスターの放った黒い雷も弾き、「スターライトアンパンチ」の一撃で見事に破壊した。
パンチ1発で巨大な星を文字通りワンパンしたそのパワーは、アンパンマン史上最強と言っても過言ではない。文句なしの最高ランクである。
登場作品 | 『だだんだんとふたごの星』(2009年) |
ランク | SSS+ |
全ての世界を滅ぼすとされる、悪魔の頭のような形をした小惑星。
ふたご星の妖精・キラリとキララが作る星の輝きで封印されていたが、二人が喧嘩して離ればなれになったことで復活した。
大きさが規格外なら強さも規格外で、数あるアンパンマンのボス敵でもぶっ飛んだ強さを誇っている。具体的にはこんな感じ。
- 惑星を丸ごと石化させて短時間で壊滅させる。劇中ではクロワッサン星や、過去の映画に登場したヤーダ星や鉄の星も滅ぼした
- 黒い雷を放つことができ、浴びると石化して動けなくなる。街の住民のみならず、氷の女王やすなおとこといった過去のボスキャラも石に変えた
- 惑星なのでアンパンチなど当然無効、逆に衝撃を弾き飛ばしてしまう
- 巨星でありながら自我や知性も持っているようで、動く者や攻撃してきた者を優先して雷を浴びせていた
敵キャラというより天災である。高ランクも納得だ。
実際、アンパンマン達もまともに太刀打ちできなかったが、アンパンマンとジャイアントだだんだんの力で押し戻され、最後は負荷に耐えきれず爆発したジャイアントだだんだんから発せられた光で覚醒したアンパンマンの「スターライトアンパンチ」で粉砕された。
登場作品 | 『ブラックノーズと魔法の歌』(2010年) |
ランク | SSS+ |
暗闇の谷に封印されていた魔女。
世界に岩しかなかった時代から生き続けているが、世界に緑や生命があふれ、生き物たちに幸せな気持ちが芽生えたことで、経緯は不明だが谷の底に追いやられて身動きがとれずにいた。
人々の心を再び暗くして復活するため、娘として育ててきたカーナやばいきんまんを利用した挙げ句、両者を切り捨てる形で復活を遂げた。
古代より生き続けてきた魔女だけあり、実力は高い。
- 見えない壁を周囲に展開して相手の攻撃をガードする。アンパンマン・しょくぱんまん・カレーパンマンの3人による最強クラスの必殺技「トリプルパンチ」すらも受け付けない
- 飛行スピードはアンパンマンの全速力より若干速い
- 両手から光線を放って、浴びた者をヒヨコに変えてしまう
- 魔法で茨のような形の岩を隆起させる。劇中ではこれでパン工場を強襲・破壊したり、自分を追いかけてきたカーナを捕縛したりした
また、迷い鳥だったカーナを自ら育てて「歌や踊り・美味しいものといった楽しさは間違った幸せだ」と刷り込んで従順な配下とし、彼女をアンパンマンワールドに送り込み「暗闇の笛」で人々から希望を奪わせようとした…というエピソードがある。
高い戦闘能力だけでなく、巧妙なマインドコントロールを駆使して人々を絶望に包もうとした、頭脳派のボスとも言える。
最終的には、メロンパンナとともに覚醒したカーナの先導する「アンパンマンのマーチ」と、幸せを取り戻し始めた住人達の笑顔によって弱体化し、アンパンマン渾身のアンパンチを喰らって粉々になった。
消える寸前、翼竜のような姿の正体を顕している。
登場作品 | 『恐竜ノッシーの大冒険』(1993年) 『人魚姫のなみだ』(2000年) |
ランク | SSS+ |
巨大な岩の怪獣。
2作品に渡って大ボスを務めた、劇場版アンパンマン唯一の大ボスである。
ゴロンゴラ最大の特徴は、その高い再生能力。全身が粉々に砕けてもすぐに再生してしまうため、特殊な条件を満たさない限りは絶対に倒せないのだ。
確かにデビルスターやブラックノーズも最初はまともにダメージが入らなかったが、完全無敵というわけではなかった。それに対し、ゴロンゴラは条件付きとはいえ何度でも蘇るため実質無敵。そのため、劇場版のボスの中でも強豪の部類に入る。
また、両個体共通して、相手を何かしらに強制変身させる攻撃を口から放つ。浴びた者を別の姿に変える、というのは劇場版アンパンマンのボスではお決まりの攻撃だが、最初にそれを使ったのは『恐竜ノッシーの大冒険』のゴロンゴラだったりする。
ばいきんまんの手下である「いわおとこ」が、恐竜の国の秘宝「光の玉」を飲み込んで復活・変形した姿。
頭部にくっついたばいきんUFOでばいきんまんが操縦して大暴れし、アンパンマン達をとことん追い詰めた。
しかし、ノッシーの涙で僅かに力を取り戻した命の木の蔓でがんじがらめにされて身動きを止められ、そこに木の力で蘇ったアンパンマンに粉々にされる。その後ノッシーに光の玉を取り出されたことで、再生不能になり完全に倒された。
- 光の玉を悪用して前述のぶっ飛んだ再生能力を得ているため、倒すには光の玉を奪い返さなければならない
- 口から何でも化石に変えてしまう化石光線を放つ
頭部にくっついたばいきんUFOでばいきんまんが操縦して大暴れし、アンパンマン達をとことん追い詰めた。
しかし、ノッシーの涙で僅かに力を取り戻した命の木の蔓でがんじがらめにされて身動きを止められ、そこに木の力で蘇ったアンパンマンに粉々にされる。その後ノッシーに光の玉を取り出されたことで、再生不能になり完全に倒された。
かつて地上で暴れ回った末、海底に封じられた岩の怪物。
紅色ヒトデの髪飾りにゴロンゴラを復活させる呪いがかかっており、海魔女のおばばがこれを管理していた。しかし、地上に憧れて人間になろうとした人魚のサニー姫が髪飾りを持ち出したことで、封印が解けて復活した。
前作のゴロンゴラは完全に倒されているので、恐らく別個体。
こちらのゴロンゴラはばいきんまんの手下ではないので、一時はばいきんまんと共に行動していたが、途中からばいきんまんもヒトデに変えてしまい、自分の意思で大暴れしている。
最後にはサニー姫としょくぱんまんを髪飾りごと飲み込み、怒ったアンパンマンが放ったスクリューアンパンチで砕け散った。再生しようとするも、サニー姫と一緒に飲み込んでいた髪飾りの効力がはたらいて消滅した。
紅色ヒトデの髪飾りにゴロンゴラを復活させる呪いがかかっており、海魔女のおばばがこれを管理していた。しかし、地上に憧れて人間になろうとした人魚のサニー姫が髪飾りを持ち出したことで、封印が解けて復活した。
前作のゴロンゴラは完全に倒されているので、恐らく別個体。
- こちらのゴロンゴラは光の玉と無関係だが、再生能力は普通に持っている。紅色ヒトデの髪飾りを飲み込ませないと倒せない
- 触れた者をヒトデに変えてしまう渦潮を吐き出す
こちらのゴロンゴラはばいきんまんの手下ではないので、一時はばいきんまんと共に行動していたが、途中からばいきんまんもヒトデに変えてしまい、自分の意思で大暴れしている。
最後にはサニー姫としょくぱんまんを髪飾りごと飲み込み、怒ったアンパンマンが放ったスクリューアンパンチで砕け散った。再生しようとするも、サニー姫と一緒に飲み込んでいた髪飾りの効力がはたらいて消滅した。
登場作品 | 『いのちの星のドーリィ』(2006年) |
ランク | SSS+ |
だだんだんの体とかびるんるんの頭を持ったバイキンメカ「かびだんだん」が、ドーリィの持つ「いのちの星」の力とバイキン星の雷を取り込んで命と凄まじい強さを得た姿。
圧倒的な力を手に入れたためかサイズも大きくなっており、通常のだだんだんサイズだったのが、崖の下から足をつけてばいきんまんを見下ろせるほどになっている。
カビのエキスを口からビームのように吐き出して、建物や人、乗り物をカビだらけにしてオブジェのように固めてしまう 装甲が厚く、トリプルパンチを耐えるほどの耐久力を持つ 頭部が分離し、飛行して胴体と別行動が可能 従来のバイキンメカと違って、別機体のアメンボバイキンロボで遠隔操縦しているので、(操縦方法が相手に知られなければ)操縦者は安全に戦える そのアメンボバイキンロボは、喰らった者をかびるんるんに変えてしまう弾で攻撃できる
途中からばいきんまん達が操縦システムを壊してしまい制御不能となると、先述のビームの代わりに炎のようなものを吐き出すようになる。
性質も変化しており、なんと浴びた者そのものをカビに変えてしまう。
ドーリィを守るためにこれを何度も受けたアンパンマンは、身体が完全に固まってしまう。更にその身体からいのちの星が抜けてしまい、新しい顔を焼いても復活することはなくなった。
あのアンパンマンが、顔を変えれば何度でも復活するはずだったアンパンマンが完全に死んでしまったのだ。
アンパンマンシリーズにおいて「死」を明確に描写したのはこれが初めてのことであり、トラウマになったお子さんもいるだろう。
完全な死を迎えたアンパンマンだったが、ドーリィが自身の持ついのちの星を注いだことで復活。
二度目の激闘の末、スーパーかびだんだんはパンチを誘導されて自分の頭を殴り潰してしまい、爆散してまき散らされた炎を胴体が受けてカビになってしまう。そこにトドメのアンパンチを喰らって粉砕し、ついに倒された。
数多くいるバイキンメカの中でも、一度でもアンパンマンを完全に倒したのはスーパーかびだんだんのみ。
実際に勝ったのは制御不能状態のものだとはいえ、後述するジャイアントだだんだんと並んで最強のバイキンメカと言えるだろう。
登場作品 | 『だだんだんとふたごの星』(2009年) |
ランク | SSS- |
アニメでもよく出てくる人型のバイキンメカ・だだんだんの最新型。
ドクター・ヒヤリが「心」を与えたことで、自分で考え、動き、戦うことが可能になった。
一時はだだんだんの心に入り込んだ謎の存在「ギラリ」に操られてしまい、妖精キララばかり狙ってアンパンマンには見向きもしなかったが、改造後はどうにかアンパンマンと戦わせることに成功、更にギラリの力でパワーアップした。
だだんだんの最新型だけあり元から戦闘能力は高かったが、ギラリの持つ星の力によって更に強力な兵器と化している。
- ジャイアントの名に恥じない巨体を活かした蹴り攻撃
- 改造で後から搭載されたランドセル型のロケットエンジンによる高速飛行で、巨体ながら高い機動力を誇る
- 腕を回転させて竜巻を起こし、トリプルパンチを軽々と弾いてしまう
更に、キララとギラリの杖が重なって発せられた星の光で見た目や武装が変わり、漆黒の悪魔のような姿へと変貌を遂げて更にパワーアップした。
- 右手に銃口が現れ、そこから電撃弾を発射する
- 左手が鎖つき鉄球に変わり、破壊力がアップ
- 角のような形のアンテナからホーミング光弾を発射する
攻守共に隙が無い強敵であり、アンパンマン達も苦戦を強いられた。
アンパンマンとキララの二人がギラリの説得に成功し、元の姿・妖精キラリに戻ったことでようやく機能停止したが、戦闘ではジャイアントだだんだんに勝てなかった。
その後、キラリとキララの星の杖の輝きに応じて再起動。今度は誰にも操られず自ら動き出し、デビルスターに立ち向かう二人とアンパンマンを援護する。
アンパンマンと共にデビルスターを押し戻すが、負荷に耐えきれず徐々に壊れていき、最後はまるで爆発から守るかのようにアンパンマンや二人の妖精を突き放してから、限界までデビルスターを押し戻しつつ爆散した。
この爆発で生じた光もアンパンマンに力を与え、これがデビルスターの破壊に繋がっているため、最後までデビルスター攻略に貢献した英雄と言えるだろう。
悪の科学者に造られた身でありながら、自らを犠牲に世界を救ったジャイアントだだんだん。もしかしたら、彼にも「本当の心」が芽生えたのかもしれない…。
グリンガ/メタルグリンガ
ドクター・ヒヤリが作ったイモムシ。何でも食べるが、特にドデカツリーの葉を食べることで巨大化・成長する。
更にバイキン草も食ったことで繭を作り、巨大な蛾の怪獣として羽化した。
黒目が互い違いの方向を向いていてかなり不気味。
成虫となったグリンガは、触角から光線を放って対象をイモムシに変えることができる。アンパンマンの仲間達(+ばいきんまん達)は皆これを受けてイモムシになってしまった。
だが、それ以外の能力は平凡。アンパンチでもろにぶっ飛ばされてしまうという、映画の大ボスにあるまじきヤワさである。
アンパンチを喰らって触角も使い物にならなくなり、勝負は決した…
と思いきや、突然グリンガの全身が銀色に変わり、金属のような身体の「メタルグリンガ」へと進化を遂げる。
改造手術を受けたわけではないので本物の金属になっているわけではないだろうが、それでも金属に近い硬さを得ているのは間違いないだろう。
勿論、メタルになったことで生身の頃から大幅にパワーアップしている。
アンパンチを防ぐ金属の身体だが、その硬さは外側だけだということをアンパンマンに見抜かれてしまう。
仲間達の協力を受けたアンパンマンに体内への侵入を許してしまい、腹の中のバイキン草をアンパンチで破壊されたことで体が保てなくなり、撃破された。
倒れたメタルグリンガは、無数の小さくも美しい白い蝶「フェアリー・グリンガ」へと変化。
メチャクチャにされたドデカツリーや、イモムシに変えられていた皆を元に戻すと、どこかへと飛び去っていった…。イモムシにされてもなおグリンガを応援し続けていたばいきんまんだけはそのままだったが。
登場作品 | 『ハピーの大冒険』(2005年) |
ランク | SSS(メタルグリンガ) A+(成体グリンガ) |
ドクター・ヒヤリが作ったイモムシ。何でも食べるが、特にドデカツリーの葉を食べることで巨大化・成長する。
更にバイキン草も食ったことで繭を作り、巨大な蛾の怪獣として羽化した。
黒目が互い違いの方向を向いていてかなり不気味。
成虫となったグリンガは、触角から光線を放って対象をイモムシに変えることができる。アンパンマンの仲間達(+ばいきんまん達)は皆これを受けてイモムシになってしまった。
だが、それ以外の能力は平凡。アンパンチでもろにぶっ飛ばされてしまうという、映画の大ボスにあるまじきヤワさである。
アンパンチを喰らって触角も使い物にならなくなり、勝負は決した…
と思いきや、突然グリンガの全身が銀色に変わり、金属のような身体の「メタルグリンガ」へと進化を遂げる。
改造手術を受けたわけではないので本物の金属になっているわけではないだろうが、それでも金属に近い硬さを得ているのは間違いないだろう。
勿論、メタルになったことで生身の頃から大幅にパワーアップしている。
- メタルなだけに守りは硬く、もうアンパンチは通じない
- 翅も金属のようになったためか鋭くなっており、飛ぶだけで大木をぶった切る
- 触角も復活しており、再び光線を撃てるようになった
- ついでにスピードもアップ
アンパンチを防ぐ金属の身体だが、その硬さは外側だけだということをアンパンマンに見抜かれてしまう。
仲間達の協力を受けたアンパンマンに体内への侵入を許してしまい、腹の中のバイキン草をアンパンチで破壊されたことで体が保てなくなり、撃破された。
倒れたメタルグリンガは、無数の小さくも美しい白い蝶「フェアリー・グリンガ」へと変化。
メチャクチャにされたドデカツリーや、イモムシに変えられていた皆を元に戻すと、どこかへと飛び去っていった…。イモムシにされてもなおグリンガを応援し続けていたばいきんまんだけはそのままだったが。
登場作品 | 『すくえ!ココリンと奇跡の星』(2011年) |
ランク | SSS |
ヘンテ星に眠る「ヘンテエネルギー」を狙ってばいきんまんが作り出したバイキンメカ。ニセ宇宙船アンパンマン号から変形してコレになる。
一対の大足と球形の体で、象の鼻のようなホースからヘンテエネルギーを吸い取る。
残り僅かとなっていたヘンテエネルギーを全て吸い尽くし、それをやみるんるんの力で悪のエネルギーに変えてしまう。
手始めに悪のエネルギーをヘンテ星の少年ココリンに浴びせて、彼を巨大な怪物「ブラックココリン」へと変えてしまう。
相手を強制変身させて戦闘不能にさせる敵はアンパンマンシリーズにおいて多くいるが、怪物に変えて暴走させるというのは珍しいパターンであり、このメカの個性の1つと言える。
ブラックココリンについては別項で解説する。
ココリンが元の姿に戻り、更に彼によって焼かれたパンでアンパンマンも戦線復帰すると、ようやくコイツと本格的に対決。
エネルギー貯蔵庫を破壊して暴走させることで、ロケットパンチを新たに装備した戦闘形態となる。
- ロケットパンチを誘導弾として射出できる
- 本体下部からエネルギーを噴射させて空を飛ぶ
- ホース部分から悪のエネルギーを噴射して攻撃に使うほか、ホースそのものをドリルに変形させて射出することも可能
- 勿論装甲も硬く、アンパンチを通さない
アンパンマン達と互角以上の戦いを繰り広げたが、悪のエネルギーを反射されてばいきんまん達もろともUFOになってしまい、強靱な装甲を失ってしまう。そこをアンパンチで貫かれて、倒された。
ところで、UFOに変える攻撃を持っていたのはブラックココリンの方では…?もしかしたらこっちも同様の攻撃を使えたのかもしれない。
因みにUFOと化したばいきんまん一行は、後にココリンが心を込めて作ったパンを食べたことで元に戻った。
登場作品 | 『すくえ!ココリンと奇跡の星』(2011年) |
ランク | SS |
前述のバイキンヘンテエネルギーメカに悪のエネルギーを浴びせられ、恐ろしい怪物となってしまったココリン。
ココリンだった頃の記憶は失われており、アンパンマン達の説得にも応じず完全にばいきんまんの手下になってしまっている。
吐き出す毒ガスを浴びた者はUFOに変わってしまう。
地上に降りれず空中浮遊を強いられる上に手もないため、この姿に変えられたジャムおじさん達はアンパンマンの新しい顔を作れなくなってしまった。
アンパンマンが自分の顔を丸ごと全部あげたことで、ブラックココリンは地球での暮らしや皆の真心を思い出し、元の姿に戻った。
コメントをかく